書評:こんなお店が欲しかった!を創りつづける、丸亀製麺のひみつ

トリドールという社名の由来をご存じですか?

丸亀製麺を経営しているのは、トリドール社。この社名の由来はご存知ですか? 今や日本中で知らない人はないぐらいの勢いで、各地に出店している、「丸亀製麺」。ロードサイドやショッピングスーパーのフードコート店でみかけることも多いです。それもそのはず、現在国内約800店舗、海外店を入れると約1000店舗に達しています。

日本の外食産業の規模は約25兆円、実は「うどん・そば」市場は「最後の残されたマーケット」と呼ばれており、その市場規模は約1兆円と言われています。なぜ「残されたマーケット」なのか、それは、うどん・そば店の多くがが個人商店、大手チェーンがほとんど参入していない領域なのです。先人に「杵屋」や「はなまるうどん」があるぐらい。そんな中でトリドール社が経営する、丸亀製麺は破竹の勢いで出店数を伸ばしつづけ、全店舗の合計売上高は904憶円とうどん・そば市場の約1割を占めるに至っているのです。

ここまで書くと、きっとものすごい大資本でもって参入してきたのだと思われるかもしれません。実はトリドール社は社長の 粟田貴也氏が一代で築いた企業。それも原点は学生起業家です。お父さまを早くに亡くされた、粟田氏、学生時代から自分は何をなして世の中に貢献してゆくべきかを考え続けておられたそうです。

喫茶店のバイトでご自身が淹れたコーヒーをお客様が「ありがとう」と言ってくださったことに感激し、飲食の提供を仕事にする!と決め大学を中退。厳しい運送の仕事をしながら資金を貯め、24歳の時に「焼き鳥屋」を始められます。この時、せめて3店舗はお店を持ちたいと願ってつけた店名が「トリドール3番館」それが社名トリドールの由来です。

※「丸亀製麺はなぜNO1になれたのか」翔伝社刊 小野正誉著 参照

こちらはトリドール社HPよりお借りしました。

顧客価値提供とは「そうそうこんなお店が欲しかった」

実は私この本読むまで、「どうせ安い海外産の小麦粉を使っているんでしょ」とか、「出汁は化学調味料でしょ」って行ったこともないくせに、そう決めつけていました。外食チェーン店=大量生産=大量消費=徹底した合理化=安価な原材料=儲け主義という方程式、ばっちりできていましたから。でも本書を読んで、真向から違うビジネモデルで勝負している!軸足を徹底した顧客価値提供に置いているんだ!!!ということに気づかされました。

顧客価値提供、漢字が6つも並んでしまいましたが、要するにお客様から「こんな店が欲しかった」と言われること。

小麦は北海道産「きたほなみ」 出汁は昆布とカツオ すべて天然素材で1時間かけて店内でじっくり煮てだしています。出汁はコーヒー紅茶のように鮮度が命なので本部で作り置きとか、濃い目にとって薄めるとかしない。天ぷらはお客様の前で揚げたてをだす。そして・・・・なんと生姜、薬味の生姜を店内で従業員さんが手で摺ってだしている。こんなことして儲かるの??普通の個人商店でもできないよ!と思いませんか?

深層心理=お客様の立場に立つ

お客様の立場立つ・・・簡単なようで中々できません。また時々みかける大間違いが、お客様は安くすることを望まれていると単純な値下を行ってしまうケース。お客様は適正価格、納得のいく価格でお買い物をしたいと思ってらっしゃいますが、無理して値下げしたものを欲しいとは思っていらっしゃらないのです。

モノがあふれている今、お客様はあなたから何かを購入することで、どんな経験、どんな感情を持ちたいのでしょうか? 本書から読み取れるのは、丸亀製麺が徹底して追及しているのは、うどんを通じ、お客様の心にどんな感動をあたえているか。

うどん、それも回転率は高いけど、低単価で、ブームを背景に味にうるさい人も多い、讃岐うどんという、非合理な分野でダントツNO1であり続けていられるのは、優れたビジネスモデルを持っているからにほかなりません。

「そうそうこんなお店が欲しかった」とか、「深層心理」とか書くと、不合理で曖昧、再現不可能に受け取られがちですが、決してそうではありません。

丸亀製麺のビジネスモデルは、実にロジカルで一貫性があり、再現可能性は十分にあるモデルなのです。ただし一部ではなく全体を俯瞰することができれば…です。まずは今日のお昼は丸亀製麺でかけうどんを頂くところから。注:こちらの書籍を購入すると釜揚げうどん試食券がついています。

 

書籍:「丸亀製麺はなぜNO1になれたのか?」を通し、丸亀製麺のビジネスモデルを学びます。
今や国内800店舗、海外含むと1000店舗に達しようとする丸亀製麺。お店を利用する誰もが思わず、「こんなお店が欲しかった!」とうなづく店づくり。

そのスタートは、小さなありがとうの積み重ねで出来ています。
成功企業のおはなしをただ読むのではなく、ビジネスモデルがどうなっているのか=なぜ成功したのかを学ぶ読書会です。

使用するツールはもちろん、今や世界のビジネスの共通言語、ビジネモデルキャンバスです。丸亀製麺の成功をビジネモデルを通して学べる貴重な半日です。

以下詳細です。
日時 2018年 12月2日 日曜日

場所 学び場とびら 京都市下京区室町通綾小路上る鶏鉾町480番地オフィスワン四条烏丸13階

開場 13時~
開始 13時30分
終了 17時
持物  書籍 「丸亀製麺はなぜNO1になれたのか?」
会費  4,000円
特典  ビジネモデルキャンバス シート

お申込みは y-dance☆isis.ocn.ne.jp

☆を@に変えてお願いします

 

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