私とレゾナンスリーディング
初めて、レゾナンスリーディングにであったのは、
忘れもしない昨年の10月3日の基礎講座
以来、開発者の渡邉康弘氏が大阪で講座を開催される際は、必ず参加しています。
いつの間にか、レゾナンスリーディングを使った読書会も開催できるようになりました。
読書のスピードアップが目的ではなく、
私にとってレゾンなンスリーディングは、
インプットした知識を行動に変換するツールです。
更に、良い本を選択する「引き」も、強くなりました。
今日は、レゾナンスリーディングの非公開講座に参加するために購入した書籍が、
想定以上に今の私に必要な「本」だったので、紹介します。
仕事の結果は「はじめる前」に決まっている
大嶋祥誉著 KADOKAWA版 1400円(税別)
帯に大きく 段取りが10割 とあります。
一般的には、段取り8割 と教わりますが、
着手前の準備が全て、ということを強く意識しているので、
敢えて、ことわざを持ってきています。
さて、この著者はマッキンゼーで新規事業立ち上げなどのコンサルティング事業に携わった、
気鋭のエグゼクティブコーチ。
その彼女が入社3ヶ月に身につけたという、ミニマム思考の紹介です。
著者によれば、仕事は着手する以前に正しい思考の質を持たないと、
望む成果はでず、その思考法をミニマム思考と名付けています。
ミニマム思考とは、最大の効果を最小の力でアウトプットする思考法。
最初に仕事のバリュー=価値 を決め全体設計図を創らずに、着手すると、
とんでもない迷路に入ってしまいます。
そんなこと、当然と言いたくなっても、得てして目の前にことに追われてしまったり、
競合にしか目がいかない状況におちいると、近視眼になってしまいがち。
基本的にはコンサルタントの立場で企業の現状を見るので、
近視眼になることはないのですが、それでもマッキンゼーという会社が
「仕事を俯瞰する」「事前準備を怠らない」を徹底していることがわかります。
よい仕事のためには、五感を研ぎ澄ます。
そのためには生活の質を高める
仕事に限らず、その仕事に集中するためには、仕事以外の時間、
つまりビジネスパーソンとしての「生活の質」を挙げる必要性。
そして、頭脳を駆使しいい結果を導くためには、
よいアイディアに気付けるよう、身体をよい状態に整えることの重要性が
しっかり説かれています。
仕事でよいパフォーマンスを挙げようと思えば、徹夜する体力ではなく
研ぎすまされた五感が重要であり、そのためには22時就寝 5時起床といった
早寝早起きというよい習慣や、オンとオフのメリハリをキッパリつけて、
人生を充実させることこそが重要と説かれています。
徹夜でも頑張ることが美徳とされる日本の某広告大手代理店とは真逆に
人と人生を大切にすることが、本来の仕事の成果に繋がるという
考えてみれば、至極当然のことが沢山のフレームワークやわかり易い図を元に
書かれた良書です。
Amazonのレビューはまだ☆3つが一つだけでした。
多分いつものようにAmazonでだけ選書するなら、購入しませんでしたが、
直接手に取り「ピン」ときたので買いました。
やはりリアル書店で本と自分の相性を感じながら買う方が、
私の「今」に必要な本に出会うヒット率は高いですね。