書評 すごすぎる!武将たちのPR戦略

未来を創る朝読書

今日は昨日届いた新刊!

「すごすぎる!武将たちのPR戦略」
著 殿村美樹

版 ワニブックスPLUS新書

7月9日京都府よろず支援拠点のセミナーにお越し頂く殿村先生の新刊!Amazon予約でGET!

PR。よく聞く言葉ですが、正確に意味を言える人はすくないのではないかな?

PRはパブリックリレーションズ企業や団体が社会と良い関係を構築するための活動をいう。(https://kotobank.jp/word/PR-22492 より抜粋)

そう、単にモノを売らんかなの宣伝とは一線をかくす活動。

モノを売るわけではないけれど、社会と良い関係を築く=信頼される、じわじわモノが売れる。

殿村先生の主張はPR、その先には「文化として育つ」を掲げられています。

PRと武将この一見結びつきにくい関係なのですが、現在日本で繰り広げらえているPRの多くは米国式の予算を沢山投下して展開するやり方。

地方や地域の小さな企業や団体が応用できることは少ない。

これは常々私も感じていることで、大量に情報を投下する手法、テレビとまではいわなくても、やれネット広告だFB広告だとお金をかけることを検討する前にできることはたくさんある。

その手法を、現在のように情報通信手段が殆どなかった「武将」たちの統治の在り方や関係の結び方をPRという視点で読み解かれた本です。

本日の共感ポイント

1.権力ではなく、勢力をもつ

その為にはキーマンをコントロールする胆力を持つ。

2.自己PRレターを持つ
宮本武蔵を後世に残せたのは、情報量の差。

3.引きと運と器量
大奥の側室になるには、器量がいいかどうかより、まず引き立ててもらえる存在である。運を持っている、器量が良いコトは3番目。

読後分析として、この3点に共通するのは、コミュニケーション能力である。

それは、世の中の誰に対しても~ということではなく、その案件に対しキーマンとなる人物との関係性を築くためのもの。

そのためには、ぼんやりとしたPRではなく、誰に、何を伝えるか、そのゴールは何かを決めること。

未来からのバックキャストということよりも、その団体や地域がどのように評価され、経済循環がどうなるかをデザインする。

それは、小さな会社や個人でも同じですね。

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