恐怖や不安は「脳」がつくり出したマボロシか!脳ではなく腸で考える

4月から、年内には新しいことを始めようと、着々と準備を進めています。

この講座を開くと、目から鱗だろうな…。

どこか偉い人の考え方のフレームではなく「自分の頭で考える」土台造になるだろうな…。

と、考えるだけで、ワクワクしてきます。

ワクワクするのですが、同時に「誰も見向きもしなかったらどうしよう・・・」そんな不安もモクモクと湧いてきます。

なぜ、やろう!大丈夫!私はできる!と頭では思っているにもかかわらず、

なぜ、身体は立ちすくんでしまうような、恐怖を感じるのかと、探っていた時に、出会った本に「答え」がありました。

著藤田紘一郎 三五館

 

不安のスタートは、明確な対象をもたないことへの恐怖

そう、モクモクと湧いてくる不安は、何が対象なのか、どうなるかわからない恐怖

そしてその恐怖に対して自分で対処できないことで発生する。

恐怖は、著者の藤田紘一郎氏によれば、脳が作り出している、そうです。

なんだか禅問答みたいになってしまいましたが、

先がどうなるかわかならい→不安になる→備える→安心。

とこうなればシンプルですが、人はそうもいかないのが人というもの。

不安を創っているのは、脳だそうです。

脳は三層構造になっていて、

脳の中の古い脳=「爬虫類脳」=大脳

新しい脳=「人間脳」=前頭前野と大脳の

間にある脳=「ほ乳類脳」=大脳辺縁系あたりにある、扁桃体に蓄積された「情動」が

不安という不快な状態を創っているそうです。

不快なら不快を快に転換すればよく、そのために幸福を感じる神経物質セロトニンや、

快の状態を再現しようとやる気を出す神経物質ドーパミンを沢山体内で生成することが、

必要なのです。

尚、セロトニンの90%は腸にあり、脳でつかわれているのはわずか2%

私たち人はこのたった2%の脳内セロトニンが少なくなるだけで、不安がこうじ「うつ」傾向に傾くのです。

神経物質は腸内で創られる

 

セロトニンやドーパミンが腸内細菌によって合成され、その前駆物質が脳に送られているそうです。

つまりどんなに、前向きに考えようとしていても、腸内細菌の中でも善玉菌とよばれる細菌をしっかり

増やす食生活や生活習慣をもたないと、脳内信号を正しく運ぶ神経物質が足りなければ、恐怖や不安は

無くならないのです。

著者は再三、頭ではなく、腸で考えよと言います。

つまり善玉菌を増やし、セロトニンやドーパミンなど脳の中の環境を整えることが大事という事ですね。

ジャンクフードやコンビニ弁当を極力避け、発酵食品、イワシ・サンマなどの青魚、

体内で生成できないオメガ3などの摂取が奨励されています。

遺伝子によい影響を与えるには

遺伝子の研究が進み、遺伝的に乳がんになる確立が高いからと乳房の摘出手術をした女優の話しは耳に新しいですね。

こんなにも選択肢が多く、多様な生き方が許される現在にあって、私たちの人生はそこまで遺伝子に左右されてしまう

モノなのでしょうか?

著者はそれも環境を整えることで充分回避できると言います。

そのためには、著者は以下のように述べています。

「自分の頭で考え、答えを出して、行動に移すことが、「個性」を作り、

自分の生きる環境を改善する。それは脳にも遺伝子にもよい影響を与えるものである。」引用ここまで。

 

つまり、腸内の環境をかえること=食生活をかえる、生活習慣を変え、

未来について自分で考え行動し環境を変えてゆくことが、

エビジェネテック(=後天的遺伝子制御変化=遺伝子の中身は変えられないが、環境に応じしなやかで多様に変化する)

を起こすと言うことです。

考える土台を創るのが、正しい知識と知識創造

現在準備中の講座は、「自分の頭で考える」ときに必要となる「知識」や「情報」を

取り入れるための「読書法」です。

これまで読書とは180度ちがう、著者と対話しながら本へアプローチする手法。

そして、速読術ではないけれど、20分あれば一冊は読み終われます。

自分の中にある、

新しいことをリリース(発表)する時に感じる、明確な対象を持たない恐怖と向き合いながら、

入門講座の募集をかけようと思います。

自分の頭で考えて、行動し、環境を変え、遺伝子にいい影響を与え、それが私の周囲も明るくすると信じて!

 

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