問題に直面した時、
問題をよく検討しようとして、問題を目の前に引き寄せすぎて、
全体像が見えなくなっていらっしゃるケースの方をお見受けします。
問題を詳細まで検討することは大事です。
でもそれは、あくまで現時点の立ち位置を確認するため、
問題を目の前に引き寄せて検討する時、その解決手法は
解決手法ではなく、問題を引き起こした人物への対応に終始するという
きわめて小手先の「解決」しか導きだせません。
吟味が終わったら、それで、この事業をどのように育てたいのか、
自らが描いている「経営ビジョン」から考えた時、
なぜ、そのような事態が生じたのかは、経営基盤や、仕組みの問題として
対応策をこうじることが出来るのです。
事業で生じた問題を考える時、個人の資質の問題に終始してしまっている時、
それは、ビジョンから遠く離れているときです。
もう一度、原点を振り返り、目指すビジョンの輪郭を思い出すことから始めましょう。