他社には知られていない、入手ルートで手に入れた、
最高級の素材で
他社ではまねできない出来ない、特殊技術を活用して、
満を持して、創った商品です、
が、売れません。売れないんです。
というお話は、ちまたにあふれかえっています。
その、入手ルートが如何に、御社ならではの、特殊な関係で成り立っていても
その、特殊技術が如何に、御社でしかできない、技術蓄積の結果可能になったものでも、
おきゃくさまが「いらない」というものを、創ってはいけないのです。
そもそも、開発してはいけないのです。
知恵の経営報告書は技術評価のためにあるのものではなく、
顧客価値創造の源泉と、
価値という目に見えないものが商品・サービスという形あるものに姿を還る
過程を描くものです。
四文字熟語で価値創造と表現してしまえば、なんだか実態が良くわからなくなりますが、
それは、要するに、おきゃくさまへの「思いやり」であり、
おきゃくさまを「幸せに」にすることです。
そして、その「幸せに」の形が商品・サービスの仕様となって仕上がります。
ものづくり企業の知恵の経営報告書は、なかなか、取り組みがいのある仕事です。