京都に新幹線が走る計画があるそうです。
当然、東海道新幹線ではなく、北陸新幹線が延伸して、
福井県の海沿いに下り、
京都に入り、舞鶴を経て、
精華〜学研都市を抜け新大阪へ抜けるというルートだそうです。
地元の方の中には、その工事と「新駅」が出来ることに対し、
ものすごい、経済効果を期待されている方もいらっしゃるようです。
今更、新幹線の延伸工事と新駅が必要でしょうか?
税金を投入し、巨額の公共工事を行ことが、経済の活性化に繋がるという
まるで1970年代の高度経済成長期のような、ビジネスモデル・・・ですよね。
都市から遠く離れた地域への公共交通が便利になることが
観光客を招く、今なら海外インバウンド効果を呼べるということは
あるでしょう・・・
でも、ルートが付いたからと言って、
そんな簡単に継続した「豊かさ」が地元にもたらされるでしょうか?
便利になれば、逆に地元の若者が都市へ流出しやすくなる懸念。
便利になれば、逆に産廃業者が入り込み、里山をダメにしてしまったり。
自前のモノではない、大きな資本でもたらされる投稿効果は、
足下の大切な「未利用資源」を奪われてしまうことの
危険性の方が大きいのではないでしょうか?
森林を伐採し、山を切り崩し、地下水脈を荒らす工事を経て、もたらされる
一時の「豊かさ」より、継続した「豊かさ」に目を向け、
そこに、正当な ビジネスの仕組みを組み立てることの方が、
知恵をつかい、人の可能性を開くのだと思います。
既に、多くの「田舎」と呼ばれる過疎地で、
知る人ぞ知る、そんなビジネスが大輪の華を咲かせています。
是非どうぞ。期待以上の華を咲かせる、
ローカルにこだわったビジネスの可能性に注目下さい。