知的資産ファシリテーター山本容子です。
春の補助金まつり!と勝手に名付けている、3月から4月一杯までの期間。
ものづくり補助金
創業・第二創業補助金
京都元気な地域応援ファンド
そして最後の砦?
持続化補助金
これらの、
ブラッシュアップのお手伝いをするために、
社長さんが持って来られた、申請書を拝見するたびに、
一体何をどうすれば、
こんな顧客不在のロジックを書かれてしまうのか??と
驚いてしまうことがあります。
競合分析もいいし、商品サービスの「新規性」「革新性」も重要
でも、まず、その商品・サービスは、
誰の何の問題解決に役に立ちますか??
もっと言えば、その商品・サービス、
誰が欲しがっていますか??
いままだ世の中にない商品サービスであれば、
どうやって欲しいことに気付いてもらいますか??
その視点が「ガッツリ」抜け落ちている方が非常に多い。
それは、書いて来られた、社長さんのせいではなく、
お友達の診断士 岡田明穂さんの投稿を拝見し、
そもそも申請書の質問項目に問題があることに気付きました。
申請書の質問項目は大体以下の7項目ぐらいでしょうか?
①目的と背景
②これまで事業の推移
③競合を含む市場環境
④事業の新規性・革新性
⑤具体的な取り組み
⑥市場性
⑦事業計画(大体ここで経営革新計画と同様のエクセル表登場)
いやいや、一言もお客様についての質問がないです。
僅かに「市場性」?でしょうか。
しかし市場って、相当広い概念です。しかも小規模企業の市場でなんでしょう。
この項目に一生懸命答えてゆくと、どんどん顧客から遠ざかってゆきませんか?
そもそもお客様にとって商品・サービスの(業界内の)新規性とか革新性とかって
カンケーないし?ってことに気付きませんか?
そんなことを思い、私自身は拝見した申請書を全て、
ビジネスモデルキャンパスで変換してから、
再度申請書に向っています。
ビジネスモデルキャンパスについての詳しいご紹介は次号で