自らを知る その1

 先日お会いした経営者の方がぽつりおっしゃいました。

「この技術で我々が普通に食べてゆけるだけの、売上げは作ることができる。」

 その方は状況を客観的に捉え、自社の技術優位についてよく承知されておおられました。
 問題はただそれが、顧客価値として伝わっていないだけ、という客観的な状況認識も、もたれていました。
 お伺いし、お創りになっている商品や、ものづくりの現場を拝見させて頂くとおっしゃる通りで、独自
の哲学とこだわりで開発された商品は、ご説明をひとしきりお聞きした私たちの前で、その価値は燦然と
光り輝いて見えました。

 ご説明をお聞きするまで、考えたことの無かった「美的感性」が立ち現われました。

 哲学を形づくる言葉によって私たちの目の前に現れたその美しさを後は伝えるツールを準備すれば、
冒頭にかの経営者の方がおしゃられ状況は、ほどなく出現するでしょう。

 ツールを創る我々が、その「美的感性」をキチンとキャッチできていれば・・・

 一方、景気全般を嘆いたり、政府の政策に「文句」を言う方々にも出会います。
 
 そうした方々の商品・サービスは、圧倒的な技術優位があっても、残念ながら顧客価値をその中に発見することは難しいのです。

 もちろんそうした方々も並々ならぬエネルギーを込めて商品・サービスを創られておられることは充分承知しています。

 両者の違いについては、明日のブログでお話ししてみたいと思います。

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