自己投影型消費

出版スピードの速い神田昌典氏の

近著とは言いがたいのですが、彼の著作の中では抜きんでて分厚く

でもイラストや図が多用され、語りかけるような文章も親しみやすい

「全脳思考」すでに何度か読んではいるのですが、なにせ長いので、少しづつよんでの繰り返しです。

 

最近になって目に飛び込んだのが、「自己投影型消費」の時代という一節。

それは、高額なものでも、所得に関係なく、自分が自分になるために購入するという

自己実現型消費、あるいは投資にちかい感覚の購入感覚のコト。

マズローによれば、自己実現とは生きるための消費や、嗜好や娯楽のための消費ではなく、

生命の安心が満たされ、所属の欲求が満たされ、承認の欲求が満たされ、初めて人は自己実現欲求に向かって

進むことができる。

自己投影型消費とはその自己実現を補完するための消費ということになる。

全脳思考によれば、私が私になるための消費といこと。

これは、一昔前の、自己顕示のための消費、バブルやセレブといった消費とは一線を画し、

その商品のもつ「物語」に「本物」がある場合に成り立つ。

「本物」であるということ、一貫した「物語」が商品に流れていること

この二つの要素がこれからの売れる「商品」の2大要素なのだと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

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