毎月漠然と数字をみている経営者と、
決算書の意味がわかり社員さんに、
説明できる経営者とでは、
社員さんの幸福度が違います。
【社員さんの幸福度が高い会社】
この言葉通りの経営をなさっている、株式会社ネクストン様の社内勉強会にお邪魔してきました。こちらの企業では、10年前からネクストン大学というネーミングで、月1回3時間の社内勉強会を開催されています。8月は受講生として、9月は講師として登壇させて頂きました。
大学の受講は強制でも何でもなく、自由選択。開催以来毎年参加し続けている方もいらっしゃる一方で、1クールで参加を辞められる方もいらっしゃるそうです。
ゲーム会社ですが、お一人お一人決まった開発業務にお仕事が固定されているわけではないそうです。社内コミュニケーションがよく、また全員の日報が共有されているので、ディレクターさんが、手が空いている方に「この部分を手伝って欲しい」とか「次はこの業務を任せたい」とそれぞれに声をかけられるそうです。スタッフのみなさんも複数の業務に取り組まれつつ、段取りよくお仕事を進められ、ほぼノー残業、100%近い有給取得率を達成されています。自由参加とはいえ、社員総数60名中25名が参加するネクストン大学の存在は風通しのよさを作っている大きな要素かもしれません。
14時開始のネクストン大学は「13の徳目」という小冊子を使った朝礼から始まります。互いに目標を確認し合い、労い合う素晴らしい朝礼でした。その後、なんと鈴木社長自ら創られたという小テスト。100点満点の方は1万円。95点で5千円ととってもやる気になってしまうシステム。とはいえ問題はメッチャ難しく2回連続半分の点数も取れません。そんな私をしり目に、次々100点の方が答案を社長のもとに持って行ってらっしゃいます。ああ一万円ええなぁ…。
【ネクストン大学決算書セミナー】
前々期は過去最高収益だったそうで、社長曰く、そのため前期の目標は、売上や利益ではなく、過去最高の納税をする、だったそうです。目標が納税額の更新!!初耳ですが、もちろん叶ったそうです。
「思い続ければそうなるんだよ」東京出身の鈴木会長は、関東弁でおっしゃいます。「それ、ほとんどの人が思って、なかなかできヤツじゃないですか!」と反論、したいところですが、実績のある方には叶いません。
今回担当させて頂いた「決算書セミナー」では、実際に同社の損益計算書、貸借対照表を教材として全公開し講義させて頂きました。数字がよすぎて、この数字が当たり前でないことを理解していただくために、ごく一般的な製造業さんの決算書の損益計算書&貸借対照表とを比較しながら進めさせていただきました。
私は、数字をみながらではなく、損益計算書は売上高を100として、原価、粗利益、販管費とそれぞれの割合を出しながら棒グラフ状態にして説明します。
貸借対照表は、総資産を100として数字の大きさを面積の大きさで表します。そうすると、一列の直線でしかない数字が、具体的な大きさとなってビジュアルに訴えかけられ、各数字の大きさ(小ささ)がリアリティをもって感じらます。日本の製造業の当期純利益の平均は8%。自己資本比率の平均は30%。また全企業の3割はリスケ中もしくはそれに準じる状態と言われて久しいです。
株式会社ネクストンさんの当期純利益は平均の3倍。自己資本比率は2倍以上。素晴らしい日本の宝のような企業です。もちろん最初からこんなに素敵な数字が並んでいたわけではないと思います。
鈴木社長は貸借対照表をみながら「一時期借金はもっとあったんだよ」とつぶやかれました。あのつぶやきは社員さんに聞こえていたでしょうか?借金もっとあったその時代は当然今より売上は少なく資産と負債の割合も今とは比べ物にならなかったはず。それでも、よい会社にしょうと信念をもって思い続け、行動し続けられ、足元の小さな仕組のむこうに未来の成功があると信じながら、整えられ続け今があるのだと思いました。
日本一わかりやすい決算書セミナー感想
社員さんの感想 女性
数字が苦手でずっと避けていました。今日の勉強会では数字をみたのですが、数字が苦手という気持にならなくって、最後まで楽しくお話聞けました。
社員さんの感想 男性
今年から始めて参加しています。少し前に決算書の勉強会あったのですが、正直わかりませんでした。先に今回の勉強会あればもっと分かったかもです。
社員さんの感想 女性
単純に最後まで楽しかったです。(≧▽≦)
社長の感想
「 僕は損益計算書はそれなりに教えている、山本さんの貸借対照表の教え方は僕とは切り口がちがうし、わかりやすくてよかったよ」日本一わかりやすい決算書ミッションコンプリートを確認した瞬間でした」
【㈱ネクストン様の貸借対照表 図】(掲載許可頂いています)
こちらが、ネクストン様の退社対照表。自己資本比率が驚異の67%
社長は、「どんどんよくなるからね。自己資本比率は90%まで行くつもり」とサラッとおっしゃっていました。





