コロナ融資の出口はあります。

【牡羊座の満月/その性格】

今日は牡羊座の満月
この満月は人を正直にさせる力を持っている、らしいです。ウケウリデス(笑)

確かに、ここ2日ほどのラインに寄せられた相談の大半が、
「正直に現実をみる、見たら辛い、だからみたくない」、

「過去の間違った処理が見つかった、どうしましょう。」

「関係者に反発されています。」
「今この黒い処理辞めたら、どうなりますか?」

決算書や月次の数字に関するものばかり。背景に、返済期日が迫ってくるコロナ融資の返済期日がありました。  あの時期、たくさんの企業が藁おもつかむ思いで、コロナ融資を申し込みました。返済は3年据え置き、連帯保証を要求されず、実質無利子、無担保で借り入れができました。ゼロゼロ融資と呼ばれる所以です。

【粉飾倒産の増加】

今日の日経新聞に、コロナ融資の返済過程で、粉飾決算が発覚しそれが倒産の引き金になる企業が増加とありました。コロナ融資を、「まるで通販みたいにお金が借りられた」そう言って、はしゃぐ方の姿を見たことがあります。

事業規模に見合わない大きな借り入れを、そのように喜ぶ姿に違和感を覚えました。

粉飾は規模にもよりますが、発覚してただちに倒産ではないし、痛みを伴っても、正しい決算に組みなおしてゆけば、その過程で必ず事業もよくなり、組織全体がよくなります。

【正直者が報われる】

ここ2日ほど、コロナ融資の返済過程で、

決算の粉飾に気が付いた、どうしよう、
正しく数字を把握できていませんでした、どうしましょう。
そんな金額ちまちま返せない、困ったやってられない。

もう、何社かとは契約打ち切りとなってもいい!そんな思いで、それぞれの方のそれぞれの状況にあわせて、でもキッパリと「正直に、当たり前のことを当たり前にやりましょう。」そう呼びかけました。

昨夜がピーク。

夜明け、満月に照らされて、起きだして、前夜のやり取り、気になって明け方のLINEをみると、
時間差がありましたが、全員の方から、「ありがとうございました」に続いて、

「経費の見直しをします。」

「黒をグレーに近づけるという発想ではなく白くします。」

「まだまだ見えない部分の片付けありますが、よろしくお願いいたします。」

と、連絡が入っていました。

私は、やみくもに頑張れと言いたいわけではないし、経費を削減のために、経営者や残業つかないメンバーに深夜まで働けと言いたいわけではない。

黒は、いますぐ真っ白にしないと絶対ダメではなく、まず現実をみて、理想との 差分を理解する。

理想と現実その間にどれぐらいの距離があるか、それが分かれば、

すべきことが自ずと見えてくる。その差分をコツコツ縮めていこうね。そうお伝えしているだけ。

トンネルには出口があるように、
コロナ融資の出口も必ずあります。

関連記事

  1. 社長の基準は明朗であること

  2. 誰に出会うかで、起業は決まり ソロモンの指輪とLED関西

  3. 9月9日は重陽の節句