経験が、無形資産になる日

こんにちは、6月も明日で終わりです。茅の輪くぐりはもうすまされましたか?地元の神社では、茅の輪をくぐり人型を納めると、「蘇民将来(そみんしょうらい)の子孫なり」と書いた茅の輪かたどった小さなお守りと赤いお札を頂けます。
「蘇民将来の子孫なり」とは、その昔、旅人のフリをして里を訪れた神様を、お金持ちなのに突き返した巨担将来(こたんしょうらい)。貧しいなりに歓待した兄の蘇民将来。神様は蘇民将来にだけ、子供たちの腰に茅の輪をまきなさいと教えます。その後疫病が流行りましたが、蘇民将来の子供たちは無事でした。それ以来蘇民将来の子孫は、疫病などの厄災から身を守れるというお話から、私たちも蘇民将来の子孫ですよと、家を訪れた疫神様に知らしめているのです。

大阪北区の白い行動旗

そんな大切な行事のある6月末。私が所属している大阪北区倫理法人会では、本日土曜日、経営者モーニングセミナーが開催されました。大阪北区倫理法人会は4年連続、「白い行動旗」を懸けてチャレンジを続けています。なぜだか知らねど、倫理法人会の年度は9月~10月。9月になれば、令和7年度を迎えます。そんなわけで、週に1回開催される令和6年度の経営者モーニングセミナーのカウントの締め切りが本日でした。
朝5時55分開始の役員朝礼の参加者95名!!6時30分開始のモーニングセミナーはなんと、参加会員数175名!参加率75%となりました。全国730余りの単会(地区別に組織されているそれぞれの法人会組織)の平均的な参加率は30%~40%と言われています。だからこの数字がいかに驚異的な数字かわかっていただけると思います。

荒木会長の挑戦

令和6年度の参加者数、参加者率のカウントを締めくくる講話は、荒木洋子会長自らの講話でした。これまで何度か会長のお話をお聞きしてきました。本日の講話は、会長の身に起こった事実そのものは当然同じですが、これまでとは次元が違う胸に迫るものがありました。生い立ちやパートナーとの関係性、出産時のエピソード、最もどん底の時代の経験、ご自身と向き合ったお話など。本来決して人前で語りたくないだろうと思われる部分までお話しいただきました。綺麗にまとまった成功者の物語ではなく、自分と向き合った結果の現在のお話だからこそ参加者に大きな勇気を与えたられました。

経験を無形資産に出来る人できない人

リンダグラットンの著書「100年時代の人生戦略」という書籍には、これからは、一生同じ仕事で職業人生を終えるというような生き方ではなく、人生に訪れる各時代毎に、生き方を選びなおし、目に見えない無形資産をたくさん持つことが、人生に豊かさをもたらすと説きました。無形資産は、金融資産を生み出す源泉です。ここでいう無形資産とは、その人の人柄や人間関係など目に見えない「こと」を指します。それは決して人より抜きんでた「特別な能力」や「特別な経験」を指すものではなく、人生で出会う困難や理不尽を他責ではなく自責(自分を責めるのではなく、この出来事を通してよりよく活きようという意思をもって行動すること)で乗り越えた経験だけが「資産」とよぶにふさわしいモノになるのです。自責で乗り越えたかどうかは、その経験を等身大で自己開示できたかどうか。荒木会長の応援団の層が厚いのは、様々な経験を自責で乗り越え、素直に自己開示し無形資産に変換できたからこそと強く感じ入りました。
私がリーダーを務めているグループで、本当に参加して欲しい、参加すべき人がいたのですが、仕事で来れなかった。そして私の後悔は、仕事休んででも来る価値がある、絶対来るんだと、彼に強くプッシュができなかったこと。この1点です。

 

荒木洋子応援団長の熱烈 ABCお兄さん

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