売上8割減ですが悦びあふれるお金を頂いています

自分の自由意志と選択次第で未来はいかようにも変わります

森岡剛著「誰もが人を動かせる」より

緊急事態宣言の解除がどうやら1ヶ月越しになりそうな気配が濃厚となってまいりました。この第一報を耳にした瞬間、残念と思われた方、沢山いらっしゃったかと思います。私も、です。
それでも、どんな時でも、森岡剛氏が言うように、「自分の自由意志と選択次第で未来はいかようにも変わります。」
現在は過去の自分の行動の積み重ねの結果に過ぎない。だから現在の姿をあれこれ分析して変えようとするのではなく、未来を「決めて」その結果にそうように原因を今から積み重ねてゆけばいい。


売上8割減ですが、喜びあふれるお金を頂いています!

年末と年始に商工会様のお仕事で京都府中部の町の「料理旅館」さまに伺う機会を頂きました。

「料理旅館」とは、大きな広間に大勢で集まり、宴会料理を頂くことが主目的の飲食店と説明すればいいでしょうか?もちろん「仕出し」と言われる高級「テイクアウト」もなさっています。
この街にだけではなく、日本中の地方都市にこうした「料理旅館」はかってとてもたくさん存在していました。
もちろんどのような飲食店でも「料理旅館」と名乗れるのではなく、「料理旅館」を名乗れるのは、その地域では老舗と言われる格式ある飲食店だけ。
かって地域社会のつながりや、会社のつながりが強く意識されていた時代には、新年会や忘年会、歓送迎会、地域団体の懇親会が、老舗の「料理旅館」で度々開催されていました。
個人で利用することはほとんどない、宴会が大きな売り上げの柱であるというのが、この「料理旅館」のビジネスモデル、でした。

宴会需要8割減でなぜ笑顔?

私が伺ったとき若い店主さまは、「宴会は対前年比8割減です」と笑っておっしゃっていました。
「でもね、これまでは、どんなにお料理に精魂込めても、団体で好きでない方々と一緒にこられるお客様の中には、お料理を味わうよりも(く~~料理はおいしいけど、あの嫌な上司と一緒に飲んで5000円かぁ…もったいなぁ)と思いながらお金払って下さっていた方、いらっしゃったと思うんですよ。」
「それ僕、領収書お渡しながら、なんとなく感じてたんです」

「今、宴会がなくなって、というかできなくなって、そんな感情をもって、当店でお食事なさる方はいらっしゃらないんです。」

「みなさん、ご自身で当店を選んで、遠方の大切なご友人や家族の節目の行事に利用してくださるようになりました。」

「今日は大事な友達と男同士の話するから、奮発して、とお客様に言われれば、普通の宴会料理より大きな単価となることもありますが、それで嫌な顔されることはありません」

「みなさん、笑顔で美味かったわ、また来るし。と言ってお帰り頂いています。」とのことでした。

年末、年始の宴会需要、春の歓送迎会は都市部の飲食店だけでなく、地方地域の小さな飲食店にとって本当に大きな割合を閉めました。「テイクアウト需要」をと言っても、こじゃれた在宅ワーカーが住んでるような住宅街がある地域でもない。そもそもそんなとってつけたような需要がすぐ生まれるわけもなく、ウーパーイーツなんて大都会のお話。

それでもこのお店はビジネスモデルを大きく転換なさろうと、舵を切りなおしていらっしゃいました。

この地域で、この時期に食べる意味を教える

主要顧客を宴会需要から個人へと舵を切られ、コツコツ取り組みを継続されているこちらの若い店主さんに、お伝えしたのは、「そのお料理を頂く意味を教える発信」をする、でした。

実にお伝えした通りを実践されたこちらの店主さんより、即効でご報告を頂きました。ある商品に想定外のご注文を頂かれたそうです。

私がお伝えしたのは小手先のテクニックやツールの紹介ではありません。結果がすぐ出たのは店主さんのこれまでの取り組みの積み重ねにより、土壌がよく耕されていたということが大きく関係しています。
目先の売り上げは減少しても、
自分の顧客は「誰」で
その顧客に対し自分はどんな「悦び」を提供できるのか。
今考え続ける必要があるのはコロナじゃなくて、まずそこ。
結果をだすには、ご本人のこれまでの取り組みとセンスそしてどれだけ、顧客の悦びにフォーカスできるのか、にかかっています。知恵をだすとはそういうことです。

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