読書とは主人公の思いを自分ごとにして生きる瞬間ータカラモノ読書会開催報告ー

◇主催は読むたびに涙腺崩壊、のわたしと、「なんの感情もわかない」カズエさん

 和田裕美著 「タカラモノ」読書会。主催は、「タカラモノ」を読むたびに涙腺崩壊の私、山本容子と、和田裕美に永く師事し、DVD教材にまで登場するカズエさん。「タカラモノ」は和田裕美が3年前出版した自伝的小説「ママの人生」という単行本を再編集、タイトルも出版社も変わりこの夏文庫本として出版されたもの。「ママの人生」で赤裸々に「女」を生きるおそらく和田裕美の「ママ」と思われる女性の生き方に驚くとともに、彼女のような女性を母に持った和田裕美も「おねえちゃん」もよくグレずに育ったもんだと感心。ただ私も「ママの人生」は何回読んでも「泣く要素ゼロ!」でした。

 ところが、「タカラモノ」は小説としてはほぼ同じ構成要素とストーリー、にもかかわらず何回読んでも最終章で涙腺崩壊、泣けるんです。かたや、「何の感情もわかへんな~どこで泣くん?」とカズエさん。

 昨日は、そんな二人が主催する「タカラモノ」読書会。

◇勝間和代より和田裕美が好き、とりえのない私にも「できるかも」と信じることができた。

 前職は、経済団体の管理職でした。「掃除」・「あいさつ」・「返事」を徹底すれば、快適な職場を創ることができる。単純にそれを信じ本部に出向を挑んだ私。始業時間の30分前に着いて掃除開始。団体が入居する会館が閉まる夜10時前まで働いても、なにも減らない仕事。執務室にはゴミ箱がなく、ゴミはゴミ袋に無造作に掘りこまれ続け、無造作に放置されている。ゴミを整理しゴミ箱を買うように進言しても、すぐには聞き入れられずゴミ箱が届いたのは3か月先。毎日生ゴミを捨てれば、「ゴミ袋がもったいない」とゴミ箱のフタに張られ、「男性も自分が使ったカップ洗いましょう」と提案すると、逆切れされ、2か月ほど20名の職員全員のカップを洗ったこともありました。最終年度は、ある手当が私だけなくなり給与が手取りで4万減りました。

 中々の環境ですが、最初に私と一緒に朝掃除を一緒に付き合って下さったのは派遣と臨職の女性。その後、嘱託で勤務していた男性職員も加わるようになり、最終年度は一人だけですが管理職の男性も加わり総勢8名で朝の掃除をするのが習慣になりました。

 「この団体を去ろう」と決めた冬の朝、掃除が終わった後の会議室から掃除メンバーで眺めた景色、分かち合った爽快な気分は忘れることはありません。

 あの4年間の私を支えたのは間違いなく本でした。なかでも、世界ナンバー2営業ウーマンという圧倒的な実績を出しているにも関わらず、飾らない言葉で「よかった」を探そうと語りかける和田裕美さんの本に救われました。

 同世代の女性では勝間和代さんがいらっしいましたが、勝間さんは偏差値の高い大学、公認会計士、有名企業という経歴これだけで「私にはムーリー」となりました。和田裕美さんは、出身地が近い、そしてフツーの家庭、フツーの大学、フツーのお嬢さん、ビックリするような資格もお持ちではない。なのに突然変異のような圧倒的な実績。彼女の本を読むたびに「私にもできるかも」「20名分のカップ洗ってよかったことってなんだろう」と問いを持ちながら過ごすことができました。

◇自分ごととして読めば、ものすごい深い本

 今回は読書会冒頭に、カズエさんによる和田裕美制作「人生よかったカルタ(子供版)」大会。和田裕美といえば「よかった」さがしの「陽転思考」も有名ですが、知らないひとは知らないし説明していると読書にたどり着けないぐらい「陽転思考」も深い。でも、この「人生よかったカルタ」は、読み札にあるめっちゃ困った状態から、「よかった」を探さないと札を見つけても自分のものにできないんです。このカルタなら「陽転思考」を説明しなくても体験すると一瞬で通じます。

 少人数で開催した今回の読書会、「ママの言葉で子は育つ」「和田裕美を育てた、ママの言葉とは?」「あなたを育ては母の言葉とは?」と、本に問いかけながら、読み、読む個所を決めて一冊丸ごと読み進め、最後に行動計画を立てたあたりで、突然カズエさんが叫びました。

「なにこの本、自分事として読んだら、めちゃ深いやん」「この本必要な人いっぱい、いるわ」「ようこさん、も一回やろ、やるやろ」と。

 本を読んで明日できることを考えると、感情乗せてとっても深く読めた。受け身の読書から、能動的な読書になって、・・・深堀ってこういうことや~。とカズエさん。そうでしょ、そうでしょ。

 この本の主人公「ほのみ」の母は、破天荒で矛盾だらけで「女」を生きるママ。でも同時に娘をまっすぐ愛し、無条件に愛を表現し、「不良になる」と娘になじられても「どうぞなってください」と真っ向娘と向きあう強さをもった人でした。

 自分のことより家族を優先し、子供が「したい」ということは殆ど叶えてくれた私の母。多分、恵まれた環境と周囲からは思われていたと思います。でも母の基準は自分の「本音」や子供の「真実」ではなく「世間体」。だからこんなに生きにくい。思春期には母への感謝ではなく「ないものねだり」を募らせ、「反発」とともに成人を迎えました。

 読書会で、メンバーと一緒に改めて「ほのみ」のママの姿を追っている最中、ふいに私の母の世間体最優先、あれが彼女の精一杯の愛だったということが腑に落ちました。

◇かって誰かの娘だったあなたと、今誰かの母をしているあなたと一緒にもう一度読む場を。

 今回の読書会は夜間開催ということもあり、子育て世代の方の参加がありませんでした。

 だから読書会もう一度やります。

 呼びかけるのは、今懸命に子育てに向きあっているママや子供の巣立ちを迎えたかっての母。そして子供の有無とは関係なくかって誰かの娘だったあなた。そう全世代の女性と一緒に読む場をもう一度創ります。この本には、ヒトの本当の優しさに触れる大切さや自分を真っすぐ素直に育ててゆく極意が秘められています。私とカズエさんだけの気付きにしておくなんてモッタイナイ。

緊急告知

読書会 タカラモノ 著和田裕美 版双葉文庫

日 時 令和元年9月21日土曜日 10時~12時(時間延長の可能性あり)

場 所  学び場 とびら 

告知 ページは週末につくります。

 

 

 

 

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