書評 捨て本

おはようございます。
今日は大文字の送り火。
この調子で太陽が顔を出せば無事開催となりそうですね。
おうちに来てくださっていた「おしょらいさん」がお帰りになる日です。

執着なく戻っていただけますように、生きている私たちも執着なく目の前のやりたい事、すべきことに集中し人生の時間を燃やそうと思います。

本日の未来を創る朝読書
捨て本
著 堀江隆文
版 徳間書房

著書プロフォール
1972年 福岡県八女市生まれ。実業家。
元株式会社ライブドア代表取締役CEO。2006年証券取引法違反で東京地検特捜部に逮捕され実刑判決を下され服役。2013年釈放。
現在はSNSmedeiaconsulting(株) インターステラテクノロジズ(株) ファウンダーを務めている。
※ファウンダ―とは創始者を指す。

レゾナンスリーディングで最初に飛び込んできた一節は、
「ステージごとに人間関係はリセットする。しがみついているのはあなたのほうかもしれない

プスッと胸を刺す言葉です。

私自身、30代のすべてと40代の後半までを「舞台表現」にかけていた時期があります。100人を超す大家族のような集団でいいことも悪いことも共有し、ともに舞台を作りあげる時間は圧倒的な魅力のある時間でした。

ただいつの時期からか、自分の人生を生きる手段の一つであった「舞台表現」から、芸術性の高い演出家の望む「舞台表現」を現実化するが目的になっていきました。
同時にどんどん集団の質が閉鎖的なモノに変容していきました。

その変化を感じながらも、十数年という長い年月を費やし培ってきた人間関係を手放して、今更新しい人間関係を築けるのか、その不安から集団を出ない選択をしている自分に気付いた時、離れることを決めました。

舞台表現に夢中でそれ以外に親しい人間関係を築いていなかったのでこの集団を離れてしまえば、「人間関係が皆無にってしまう」という不安。
そして、本当に「家族以上に感情を共有」し、舞台を作りあげてきた仲間との関係を手放すことへの寂しさ。
この不安も寂しさは最後までありましたが、私の心は、不安や寂しさを満たすためではない、別の方向に向かっていました。

そして実際に離れてしまえば、「家族以上に感情を共有した人間関係」を手放しても特に困ることはありませんでした。
堀江貴文氏のような明晰で明快な目的意識をもって下してきた選択ではありませんが、今この本を読み終えて、執着しない選択をし続けてきて本当によかったと感じています。

このとき、別の方向と目指したものは、企業支援家として生きるという選択であり、それは本書で堀江貴文氏がいうところの、「好奇心」です。

☆本書は、ホリエモンこと堀江貴文氏が半生を振り返って語る新しい時代の生き方入門書。

◇大量生産・大量消費そして、所有が善とされた時代は終わり、まったく新しい価値観を持った世代が時代の中心になろうとしています。

◇持っていないことが逆にステイタスですらある時代。
車を持たない、カーシェアで十分。
バイクを持たない、車と同じ。
家も持たない、ローンで動けなくなる。

実際これだけ災害が続けば、生まれ育った土地への愛着なんて言っていられなくなる。

◇世間をあれだけ騒がせ、事情を知らないひとからすれば、極悪人、収監と同時に終わった人と思われていたホリエモン。
釈放後わずか6年で、日本初の宇宙空間に到達できるロケットを飛ばすなんて考えも及ばなかったと思います。

◇なぜホリエモンがこんなに早く復活できたのか。
それが、帯にある言葉。

~もし。自分にある種の強さがあるとすれば、それは「捨てる」ことへのためらいのなさかもしれない。~と。

彼自身が「捨て」続けてきたから。

原家族も、自身で築いた家族も、東大というブランドも、他者から強制的に「捨てる」ことを余儀なくされた会社も技術集団も、「捨て」て現在があります。

捨てるという行為には2種類あって、
1、現実的に手放す
2.精神的に手放す

現実的に手放すは行為として簡単にできます。

精神的に手放すはそこそこ困難です。
なぜなら、目に見えない「思い出」と「こだわり」「執着」を持つこと、持ってしまうことは、心の中を点検しないと見つけられないから。

でも彼はやり切った。
物理的にも、精神的にも捨て去り、物理的なスペースを確保すると同時に精神のスペース=自由を手に入れた。
自由があるから、精神を好奇心=ワクワクを追求することに向かわせることができたし、心の中にも余分なものがないからそれに集中できた。

彼が捨てなかったもの、それは、好奇心=ワクワクするコトへの集中。

以下本文から、

自分がプレッシャーや時間の制約に負け、自ら捨てることを選ばなければ、好奇心は絶対に人からは離れていかないものだ。
好奇心を失う、それは人としての進化を止めたときだ。

好奇心をワクワクに置き換えて、目の前のワクワクから目を離さず、目的はなにかを常に考え行動し続けましょう。

ホリエモンは予言します。

シェアの市場に置き換えられない、行動力に裏打ちされた経験値が高値で取引される社会になってゆくだろう。

何かをもっていても意味がない。

「何をしていたか?」が経済評価に置き換えられてゆく。」

そんな時代の足音をあなたは聞くことができますか?

私には聞こえます。

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