書評 お金の神様に可愛がられる方法

未来を創る朝読書
令和元年7月20日(土)

今日から夏休み~~というおうちも多いのか?
ミンミンゼミの鳴き声を聞きながらの読書レビュー

今朝の1冊
起業女性に超お勧め!!

なにを隠そう、この1冊。

望んでいたキャリアップを手にした瞬間、そのキャリアを一瞬でクラッシュされるような強烈ダメージをくらい、ボーゼンジシツで天満橋から帰る道すがら、自分に起こる出来事は全て自分が創っていると、頭では知識として知ってはいても全然納得できず、超へこみ、泣きながら大きな本屋さんに寄り道して手に取った1冊。

お金の神様に可愛がられる方法
著 藤本さきこ
版 KADOKAWA

 

キーワードは「決めるだけ」。

そやねん、知ってんねん。
自分で決めたことしか叶わへんし、理不尽・非合理・我慢・忍耐が充満している世界も実は自分で自分に丁度いいと決めて設定した、それが叶っているだけ。

 

著者 プロフィール

藤本さきこ
青森県出身 1981年産まれ。
株式会社ラテスベリテ代表取締役。
セミナー累計3万人動員。1日10万アクセスのパワーブロガー。

表紙をめくると
月収10万円から月収1400万とあります。

ほんまかいな!ですよね。
一般的な男性だったら、まず疑う(まぁ表紙を見た段階で手に取らないと思いますが(笑))

でも私は手に取った。

 

◇うちのめされた一撃

著書で再三、藤本氏が訴えていること、女性性を感じる。

一般的な男性社員にまみれ、かつ思考が男性になっていた私にとって「女性性」ってなんやねんそれ!状態。

設定変更。ますます??

でも、ここ。

本文より

男性とおなじようにならないと
私たちだって同じようにできるから
生理・妊娠・出産はかんけいないのだから

そして、更に

男性に負けたくない
男性に甘えられない
男性を尊敬するなんて悔しい

そういう人は自分の中の男性性も否定している。
自分の女性性も否定=自己否定。

 

◇じゃ感じることってなによ

ここが本当に苦手だった私。
→まぁまぁの優等生だった女性には多いいじゃないかなと思うのですが。
「こんなのいや、こんなんおかしいやん」っていう声をちゃんと聞いてあげる。認めてあげる。

「こんなんいや」の声を発しているのが女性性。

私はだいたいは、
世の中こんなもん。
このルールでなければこの環境、この業界(もっと子どもだったころは家庭)ではやっていけないんだから。
と自分の感じた声を封殺してやり過ごしてきました。

それを認めたうえで、単に好き嫌い、じゃなく、
本当はどうしたい??どんな状態だったら嬉しい?
と辛抱強く聞いてあげ、そうなんだね、そんな世界に行くにはどうしようと、考え行動を示すのが、男性性。

ああ納得。

 

◇決め直す。

そうかそうか、何度読んでも中々味わい深い本書。

量子力学的要素も、脳科学的要素もちりばめられていて、ひっくい女性性で生きてきたわが身では中々わからんことも多かった。

この問いだけは持ち続けました。

「本当はどうしたいの?」

でた答えをしっかり聞く。

なんども聞き続ける。

怖いことも、いやだと思っていることも聞いてあげる。

 

◇納得の着地点

社会で生きてゆくために「不感症」にならず、自分の中の感じる力を活かす仕事ができるはず。
「不感症」のままでは自分の中の「男性性」も育たない。

レベルの低い「男性性」では稼げないし、自分を否定しているので他人も否定する。

私のやってたことは「これ!」

レベル低かった~。

豊かな女性性をベースにして男性性で実現する。

そこに立てば、仕事は苦しくなくなるし、そのスパイラルでますます「女性性」も「男性性」も研ぎ澄まされる。

起業家でなくとも、ピンと来た女性には絶対読んで欲しい1冊。

 

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