書評 クッキングパパ

おはようございます。

未来を創る朝読書
令和元年7月31日

今朝の1冊
「クッキングパパ」

 

◇懐かしの1冊

昨日遅く帰ると、明日から4泊5日の銀座出張を控え、張り切っているはずの息子が、でれん~とソファに座り漫画を読んでいました。

聞くと、荷造りもまだだそう。

どしたん?と聞くと、「不安やねん」と言いながら手にしていたのは、クッキングパパ。

平成に読まれたけど、昭和の物語。

クッキングパパが週刊モーニングに初めて掲載されたのは、たぶん私が大学生??のころ。

新聞社に勤めるバリバリキャリアウーマンだけど、おっちょこチョイで家事のできない虹子さんと、虹子さんの夫で母子家庭で育ち、家事一切が大得意な商社に勤める荒岩さん。

特に荒岩さんの料理の腕がぴか一で、何か問題があると、おいしい料理をばば~っとつくり、それをみんなにふるまってその場が丸く収まり課題解決されるという、超ハッピーな物語。

実は、親子で大好きなコミックでした。

ものごごろついた時には、父親の存在がない環境で育った息子。
男性のロールモデルがないことが気がかりで、私が男のように働いて、男たるもの社会ではこのようにふるまうべし、その姿を見せねばなるまい、でなければ社会に出てゆくときに困るのでは、永くそう信じてきました。

私がとってきた態度は、仕事する、その姿勢を見せる、仕事を守るには家庭は二の次、それが男の役割だという昭和の仕事信仰。

荒岩夫婦が理想なのに、女性性を排して生きてきた、その態度がこれまでの息子の生きづらさを生んできたのだと、今は思います。

 

◇こんな生き方あるんだを教えてくれた

クッキングパパは親子で大好きで、文庫の新刊が出るたびに買っていた時期がありました。
やっていることは全然違うのに。

紆余曲折を経て、社会に出るのが他の人より少しだけ長くかかった息子。
長く親の前で心情を見せることなどしなかった。
それは私もそうだったから。

巣立ちを目前に控え、これまでにない恵まれた環境で働けることの不安を話してくれた息子。
クッキングパパの荒岩パパのように、ドーンと料理をだすことはできませんが、ただ黙って聞いて、一緒にクッキングパパについてしゃべったりしながら、夜はふけました。

十分なことができたとは全く思えません。

でもこうして巣立ちの日が来る。

そのことをありがたく思い、私もまた自分の人生を生きようと思います。

昭和の名作 クッキングパパ 心温まる家族の物語。
お時間のある時に読んでいただければ、と思います。

本日も素敵な一日を

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