書評 日本人の勝算

朝読書
連休第三段

最近話題になっている良書「日本人の勝算」
著者はデービット・アトキンソン氏

 

まず経済は理系の学問であるが、日本では文系的な学問として扱われている。
と巻頭で述べる。

 

 

彼の説く日本経済再生のポイントとは。

1.最低賃金をあげる。 ただしそれは、強制的な経営者と労働者の再教育が前提。
2.日本の労働者の潜在能力は高い。しかし潜在能力にとどまり生産性向上に寄与していない。
3.技術はGDPの向上に寄与しない!

 

 

この本を読みながら、頭をよぎるのは、経営デザインシートです。
自社の今だけをみず、部分だけみず、全体を俯瞰し あるべき形にデザインする。
その根底にあるのは、日本企業このままではいけない!というか危機感。

人材資本という切り口やデンマークに学べという言説も含め、こちらの書籍から感じられる危機感と経営デザインシートを構想された方とは同質の危機感を持っていらっしゃる、 とそう感じるのは、私だけでは、ないはず、

良書です。

 

 

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