オフィスやまもと経営理念 【あるを活かす】

オフィス やまもとの経営理念 【あるを活かす】

理念を考えたとき、ごく自然に、【あるを活かす】にたどり着きました。

経営理念は、企業にとって変わらない価値 大切にすべきものですが

なぜ【あるを活かす】を自分が大事にしてきたのかをたどったとき、

龍谷大学 政策学部 中森孝文教授の教えに たどり着きました。

中森先生に初めてお会いしたのは、

平成20年3月3日精華町商工会館で開催されたセミナーでした。

特に興味関心があって参加したセミナーではなく、いわば「動員」的な参加でした。

開始ぎりぎりに入室し、一番後ろの席に特に期待もなく座りました。

(有)匠人形さまの「知的資産経営報告書」についてお話しされた際、

お人形の十二単の袖が如何に他社と違い、本物の十二単に近い作り方で

作っているか、両手を広げて、そう、全身を使ってご説明されていました。

なんでもない、従業員4名の工房で、社長様も職人さんも「これが当たり前」と

思われていた、各工程で行われていた由来に則った作業の一つ一つが、

「知的資産」であり、「気付く」こと、「伝えること」で企業価値が向上する。

そうお話しされていました。

(今でも、あの日の先生の両手開いた講演スタイル再現できるかも)

それは、一言で言えば、中小企業、小規模企業はどうしても「ない」に目がゆくけれど、

何かを「足して」大手が提供していることの二番煎じ、三番煎じを目指すのではなく、

今自分に「あるもの」を「活かし」し、顧客価値を提供する道を目指す、

それが、知的資産経営である。少々乱暴かもしれませんが、そのように理解しました。

以後、中森先生の「追っかけ」人生が始まるのですが、それはまた後日のお話しとし、

当事務所にとって、【あるを活かす】とは知的資産経営そのものを示しています。

知的財産権とダブってたりして、知的資産経営と聞くと、凄く難しいもののように

取られてしまいがちですが、決してそんなことはないのです。

規模の大小に係らず業績向上が期待される企業が

当たり前にされている事、それこそが「知的資産経営」なのです。

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